■センターシャフトの難しさ・・・■
この仕様に決まるまで何種類ものタイプを試作しましたが使い勝手の諸問題が多々有り自社で使用するには構わないのですが完成製品となるとそれなりに理に叶っていなければなりません。
通常パーツもそうですが、図面上では良いという判断で製作しても実際は各箇所の細かな寸法や形状の問題が出てくる場合が多々あるのです。
特にSSTの場合はそのような状況が非常に多いです。
また、実際に作ってセットすると納得できない箇所が必ず出てきます。
このセンターシャフトには泣かされました・・・
センターシャフト両サイドにSUSベアリングを取り付けておりベアリングホールドロックスペーサーでストレートシャフトのズレを防止しています。
フライホイール本体にセンターシャフトを固定する際のねじ山ピッチの問題が・・・
荒ネジやウイットネジより細ネジ山の方が優しく固定できることができます。
この辺も作ってみないと解らないですよね。
※フライホイール本体にセンターシャフトを取付け、ラージナットで固定しますが手でそれなりに締め付けるだけで大丈夫です。
強引に締付けなくてもフライホイールが付いているといった状態で測定はOKです。
硬く締めなければ外す際も簡単に外れます。